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1. 滞納
A君は卒園時、これから先どんな仕事をしてどうやって生きていくのだろうと皆不安を抱いていた。
数年間は部屋の使い方が悪いとか家賃の払いが悪いといった知らせに苦労させられたが、ここ数年急に連絡が途絶えた。
最近久々に家賃の滞納の連絡が大家さんからあり、生活状況を聞いてみると「仕事は頑張っているらしいんですけどねえ」との返事である。
会ってみると、多少奇抜な格好をしてはいるものの社会人としての自覚もあり自分の意見も言え、職場でも職長の責任を果たしているとのことであった。
身寄りのあまりない中で、けなげに精一杯生きているこの子たちを今後も応援していきたいと思った。
2. 結婚式
B君は建設現場で大工として働いているが、明るく素敵なお嫁さんをもらった。B君の同窓は日頃より交流があり、
またK寮長が長く関わっていたこともあり、学園のドン・ボスコ聖堂で集まった仲間たちに祝福されて結婚式を行なった。
同じ釜の飯を食べた仲間は、やはり一味違うものを持っているものである。
3. 住居不定
C君はこの数年間住居も定まらず定職にもつかず、とらえどころのない生活をしていた。
3か月ほどまじめに働いていた古紙回収業も上手くいっていたかと思ったが、信頼を裏切るような行動で結局その仕事をやめざるを得なくなった。
安心して自分を他者にゆだねることができないでいるのだ。
小さい時に自分をゆだねることが許されなかったC君に今それを要求するのも酷なことなのかもしれない。C君に会うたびに辛くなる。
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